Fear and Loathing in Las Vegas「ラスベガスをやっつけろ(Fear and Loathing in Las Vegas)」 2005-08-09ハンター・S・トンプソンの小説を、テリー・ギリアム監督が映画化したもので、 主演はジョニー・デップとベニチオ・デル・トロという個性派揃いだもの、 そりゃもう~、個性的な映画に仕上がっている。(苦笑) なぜに苦笑してしまうのかといえば、 もう、観ていて気分が悪くなりっぱなしだったからだ。 体調があまり良くなかったのに、ビールなど飲みながら観たのが悪かったかもしれない。 いや、というより、お酒かドラッグでも入ってないと楽しめない映画、と言えるかも。 まずは主演2人の崩れっぷりに脱帽。 ハゲ頭のジョニー、噂には聞いていたけど、しっかりハマッているのに驚いた。 がに股で歩く姿はまるで横山やすしだし、口角にたばこをくわえた表情なんて、 かな~り嫌みなおっさんだ。トロの方はというと、 でっぷり太ったビール腹に怪しい無精ひげ。 もう~、2人とも社会の毒にしか見えないもんね。 早口で話すデューク(ジョニー)のセリフやナレーションはなかなか聞き取れず、 大変だったけど、もうビジュアルだけでもお腹いっぱい 、いや、膨満感・胃拡張、と言う感じだ。 ドラッグでラリッて見る幻想の数々が可笑しくて大笑い。 だけどこちらも酔っているような気分になって、正直気持ち悪い。 全体的にグロテスクな映像満載だったけど、こういうのも嫌いじゃない。 だけど、だけど・・・・・・ゲロを映すのだけは止めて欲しかったよ・・・。(オエ) 好みで言えばもっと綺麗な映画が好きだけど、これはこれで面白いかな。 でも、幾らジョニーが出ていても、もう一度観たいとは思えないかも・・・。(^^;) |